金魚迷惑

★☆★不定期更新★☆★


~外側からしか見ることのできない自分を閉じ込めている檻~

人間は、これこそが自分自身だと思っているものを守ろうとして壁をめぐらす。
そしてある日、その壁の内側に閉じ込められ、出られなくなってしまうのだ。

ロバート・フィッシャー『ナイト』より
Men are not prisoners of fate, but only prisoners of their own minds.
ーFranklin D. Roosevelt
The significant problems we face cannot be solved at the same level of thinking
we were at when we created them.
-Albert Einstein


気づいてみる。意識してみる。何かが変わり始める。
流れをイイ方向へと転換するターニングポイントを一緒に探しませんか?
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●過去記事のタイトル別一覧表●

"自分"に疲れていません?
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カテゴリ:子育て・教育( 17 )

悔しさはバネになる!?
6年近くも前に書いた「体罰は”効果的”なのです。」という
記事が、とくにここ最近多くの方に読まれているようです。

体罰を苦にした高校生の自死という悲しい出来事を発端にした
問題が世間を騒がせていますので、その影響からかも知れません。

元の記事は小さなお子さんへのしつけのための体罰ということを
軸にした内容ですので、学校や部活、いわゆる体育会系
それ(体罰)についてはどうなのか?について、新たに追記という
カタチで考えてみたいと思います。

今回は悲劇を招いただけに、さすがに肯定意見は乏しいのですが
一般の指導者や先輩のそれを容認/黙認されるの方々の中には

意識やムードの即時転換、切り替えのため
本人が悔しさから奮起するため
リーダーの屈辱を見て他の仲間を奮起させるため
誰かが見せしめ(スケープゴート)の役割を担うことにより
チームの結束、統制が図れる
上意下達への絶対忠誠(服従?)と、脅威への精神鍛錬

…を目的としたのだろうというような意見が語られます。

一つ目のそれは他のやり方もありそうですが、習慣、もしくは
咄嗟的な行動として起こり得るかも知れません。
後の方はまるで軍隊のセオリーのよう(他に相手を慮るゆえの愛の
ムチだという共依存のセオリーのような意見もあるよう)ですが、
自らの感情爆発ではなく、冷静にそれを意図して行なったと
いうのであれば

そういう方法がかつてはメジャーだった

というのは事実のようで、自らが悔しさから奮起そのやり方が
成果をあげる
ということを体験的に信じている人もいるかと思います。

今回の出来事の当事者がどうであったかは?定かではありませんが
どちらにせよ、受けとり手の痛みと屈辱は当人自らを負の方向へと
追いつめるエネルギーにしかならなかった
ことは結末が示す通り。

現実には悔しさや辛さがバネとなるような経験を意図的に与える
ことは、絶対的な信頼関係を築き、相手の性格をよく知り尽くした
指導者であっても、なお重大なリスクを伴います。

ともすると、たんに打ちのめしてしまうことになりかねません。

とくに体罰は、手段/プロセスよりも成果が第一義という
共通認識の土壌に成り立つことを忘れてはならないと思います。

スポーツを通して、なにを経験し、なにを得たいと
望んでいるのでしょうか?

一般論を求めるのではなく、個々人によっても違うでしょう。

もちろん親の側、大人の側にも向けられた問いであるに
違いありません。

スポーツを通して、なにを経験し、なにを得て欲しいと
望んでいるのでしょうか?

それぞれの最善とチームの最善をともに擦り合わせ
構築していけるオープンな場であるでしょうか?

当事者(病変)を取り除くだけではなく、その体質改善こそが
重要な課題
なのだと痛感します。
そのための改革が、やはり同質である制裁一辺倒によった
成果第一主義の暴力行為にならないことを切に願うばかりです。

最後になりますが

「悔しさはバネになる」という言葉は、他者に対してではなく
自発的に悔しさをバネにする時のみに用いる言葉なのだと
ワタシは考えます。

亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

参照記事 感情爆発ー不満の感情が発作的に表出すること。
他者に対する精神的/肉体的な暴力によって晴らされることも多い。

受け手の側も「それは(自分のためを思っての)愛によるもの」だと
正当化することで、自分の屈辱を合理化する自尊感情。


さらに思うこと
この種の出来事や問題によって、死が告発や抗議の手段として
成立する
という誤った解釈に向かないよう
各々が、率直な意見や心情を表明できるようなムードを築くことに
心を配らなければと強く思います。

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by dryangle | 2013-01-22 21:18 | 子育て・教育 | Comments(0)
「自分」をふりかざしていませんか?
心の不調や問題には、いわゆる「生きづらさ」から精神疾患までのスペクトラムがあります。
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すべての人間関係にいえることですが、相手やその時々で
心の通う安心感を実感できるコミュニケーションと
通じないと怒り、悩むものがあるのではないでしょうか。

心の通う関係を築くには、一方もしくは双方に「思いやり」
の能力といえる精神的な成熟が必要だといえます。

一方(もしくは双方)が

自分の気持ちやあり方を知らしめる(押しつける)だけである
ことが、心が断絶した通じない状態だといえそうです。

もちろん子ども時代~思春期においては、精神的にも成長過程に
あるわけですから、大人の側の一層の働きかけや努力が必要です。
これが親にとっては試練以外の何ものでもありません^^;

なにしろ期待に背かれることへの、怒り、不安、焦り、迷い、
といった激しい抵抗、ネガティブな感情がわき起こるから。

反抗期、とりわけ思春期の子どもは自分をふりかざすことに長けて
時には悪党的な態度(!^^;)に、親が辟易させられることも。
そのやり方で受け容れてもらえると期待するのも甘えの内。

親の側もが同じ期待から、自分−権威/常識/正当性−
ふりかざす
というのでは、関係は平行線どころか相手の敵対心や
反抗心の炎に油を注ぐばかり。
パワーゲームによって安定した関係が築けないのは、ここでもまた
同様だといえるのではないでしょうか?

相手のあり方に、心を揺さぶられるというのは、とりもなおさず
相手のあり方に依存していることだといえます。

親の側もまた、子どもからの自立を突きつけられているのでは
ないでしょうか?

自立した大人として、相手を信頼しフェアに接しているか?
子どもに対して、心がけているチェックポイントをいくつか
思いつくままにあげますと

・考えが異なってもいったん受けとめる、尊重する
・言い聞かせるのではなく、言い分を聞く
・口先だけではない「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える
・命令ではなく、提案&依頼をする
・こちら側の言い分は押しつけずに理解してもらう
・こちらの想いは冷静にノートやメールで伝える
・自分の弱点をさらす
(うまくできなかった時も「自分を」責めずに理解・反省する)

夫婦やその他の人間関係にも当てはまりそうな気がします。

こちらの剣を収めれば、剣を収めた相手の心の内がきっと
理解しやすくなるはず^^

まず一方でも自分の気持ちに向き合い、受入れることができてこそ
相手を受入れることができ、新たな関係性へと展開していくのでは
ないでしょうか?

「自分」同士のパワーゲームに気づき、降りることのできる人が
精神的にも成長を遂げた大人であるといえるように思います。

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by dryangle | 2011-09-26 10:38 | 子育て・教育 | Comments(0)
いわゆる「育てにくい子ども」を持つお母さんへ
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最近軽度のPDD(広汎性発達障害)、また正常範囲であっても
発達段階で不安定だというお子さんを持つ親御さん方の
お話を伺う機会に恵まれました。

育てにくい、相性が悪い、個性的、パニックになりやすい(キレやすい)
しゃべらない(しゃべり過ぎる)、自分の頭を叩いたり壁にぶつける
他人を叩く、グループ行動ができない、偏食、落ち着かない、反抗的
目立つ、機嫌が悪い、気持ちが伝わらない

…一体どうして!?

発達障害などの詳細について、この場では割愛させていただきますが

積極的な療育の対象にならない、正常だけれど個性の強い、コダワリや
感受性の度合いが異なる、いわばグレーゾーンのお子さんとの関係に
苦しんでいるお母さんの気持ちのケアや、周囲の理解の必要性
お伝えしたく思いました。

じつはワタシ自身が、以前お子さんとの関係のご相談に対して
(そのようなタイプのお子さんと知らず)、ずいぶんと的外れな
コメントをしていたのでは?という反省があります。

今は極力情報を得て、学び、お気持ちを聞かせていただくように
心がけています。

「躾がなっていない」と言われたり、周囲の怪訝そうな視線に
責められているような気持ちになり、わかっていても子どもに対して
感情的になってしまい、怒鳴ったり、叩いたりしてしまう。

お子さんとの接し方のノウハウを実践していくという以前に
その状況を受け入れがたい、現実が辛くて苦しいという
自分の心の抵抗と衝突して苦悩しているのではないでしょうか?

周囲に合わせるのではなく、その子に合った子育てのために

まず自分の痛みに気づくことが、お子さんの痛みに気づき
より良い対応をする土台になるかと思います。

自分のネガティヴな気持ちに寄りそってあげてください。

一人で抱え込まないようにしてくださいね。
同じ悩みを持つ人は意外とたくさんいます。
気持ちを吐き出す場所や時間を、そして
味方になってくれる人を探してください。

…これは、一般の人間関係や子育てについても
いえることですが

自分という苦悩の壁が、目の前の相手の問題によって
あぶり出されてくるような気がしてなりません。

とはいえ、それは自分という枠を超え
新しいステージに踏み出す糸口だともいえそうです^^

自分の問題も、誰かの問題も
責めるのではなく、理解しようとすること
そして理解の輪、現実のサポートが広がりますように。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・^・~・~・~・~・~

『自閉症の原因と予防 自閉症の新しい理論 白石勧氏』
↑自閉症の原因について、新生児の「刷り込み」の欠落に
その要因があるのでは?という説を主張。
偶然知ったのですが、大変興味深い内容でした。

↓ちなみに英文ですが、最初に関心を持った記事です。
『Is Autism an Imprinting Error? by Bill Ahearn, Ph.D., BCBA-D in A Radical Behaviorist』
Bill Ahearn is Director of Research at the New England Center for Children, a private nonprofit educational facility for children with autism.
参考までに^^

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by dryangle | 2010-04-21 09:55 | 子育て・教育 | Comments(6)
”子離れ”の通過点
心の不調や問題には、いわゆる「生きづらさ」から精神疾患までのスペクトラムがあります。
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どこかで目にした話なのですが、たとえばライオンのように
動物は親が主体となって子どもの巣立ちを厳しくうながす
(つまり追い払う)のですが、

人間の場合には先に子どもの側が、親から分離したがる
時期が来るようになっているのだそうです。

これらの心理的な成長過程や、それに伴う反応や行動を
経験的に反抗期と呼ぶようになったのかも知れませんね。

第二反抗期のあたりの思春期は、親のそれとは違う
自分個人のアイデンティティの基盤を築く(親と分離する)
重要な時期でもあり、親の接着力が強大であるほど
無理に引き剥がそうと反抗のエネルギーが増す
ように
思います。

また親子のアイデンティティが癒着したまま、この過程を
通過できないことを問題視する声が多くあるようです。

…と一般論はさておいて。

我が家も子どもが思春期にさしかかり、衝突が増えてきました。
ワタシから見て目に余ることも増え、心穏やかにいられない
時間も増えています。

本人いわく、
前は素直に聞けたことでも、今はなぜかアタマにくる。
なんだかわからないけど無性に焦ったり、イライラする。

だそうで(生理前のワタシみたい…)。
成長ホルモンが正常に分泌していることにしましょうか(〃´o`)=3

ところで、最近面白いことに気づきました。

先ほどのワタシから見て目に余ること、気に障ること。
これを社会ルールだ常識だのと正当化しないでみると
自分自身が、いつかどこかの時点から
自分を抑えたり、自分に強いたりしてきたことなのですね。
キッカケは子どもの"who cares?"の決まり文句に、
「このワタシが気にするのよっ!」と返し、…うん?え?ワタシなの?と。


そう思って、観察を続けてみると…親の側が頑張っているものほど
(肯定的にそうしているものでも)、見事に反対に行動して
(もしくはせずに)くれているようなのです^^;
というより、そこが気になるのが本質なのでしょう。

もしかしたら、親側の抵抗感によるコントロールを緩めて
本人の意志や決定にまかせろという合図なのかも知れない。

そうして、ワタシが意識すべきは自分の側の抵抗感だと気づいた
あたりから、衝突しても折り合いのつく結果が生まれてくる
ようになったような気がします。
衝突そのものも軽く、減ってきたような(希望的観測)?

子離れの過程で、親の抵抗と子どもの反抗は比例する
…かも(子どもが征服されていない場合に限る)。

「許せなくてつい厳しく言ってしまったとしても
ワタシはアナタが大切で、絶対に愛しているからね。」

「感情的になってどんなに酷いコトを言ってしまったとしても
自分もママを愛していることを忘れないで。」


いつか交わした仲直りの気持ちをベースに
今日もにぎやかに親子ゲンカしています(^▽^; )。

長くなりました。

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by dryangle | 2009-03-13 12:57 | 子育て・教育 | Comments(2)
早期教育について考える
前に心の発達について書かせていただきましたが
お子さんへの早期教育に関心のある親御さんが
多いことを知りました。

早期教育と一口にいっても、すべて知育偏重というわけでは
ありませんし、ワタシ自身はこの分野の手法にあまり詳しくないので

ひとからげに早期教育を批判する主旨ではない
ことを前置きした上で…

かなり前に日本で手にした「脳を知りたい!
(野村進 講談社+α文庫 2001年)」
という本の第一章にあった
脳と早期教育」の内容を思い出しましたので
記憶に留めるためにも、こちらで少しご紹介させていただきます。

右脳が大量暗記に適し、大量の暗記が右脳を開くという説について
サルの前頭葉の研究で知られる久保田競(京都大霊長類研究所元所長)氏は
「僕だって知りませんよ(苦笑)」と答えています。
また脳は非常に可塑的(柔軟性に富んでいる)であって、幼児期にIQが
決定され、成長後のIQがほぼ正確に予測できるという説には全く否定的です。

IQについても、米国の認知心理学者ハワード・ガードナー博士による
知能の多重性」という理論によって、知能はひとつではなく、八種類か
それ以上の知能がおのおの独立・平行して存在
し、IQはそのごく一部の
測定に有効とみなされているに過ぎないという見解があります。

北海道大学医学部の澤口俊之教授は、これらの知能をまとめて
コントロールするものこそが『自我』
であり、これが前頭連合野の
46野あたりにあるという仮説を打ち出しました。

乳児の脳画像研究をされる小西行郎埼玉医大教授は、
乳幼児の脳に特定の刺激を与えすぎることは、
脳の発達に悪影響を及ぼしかねない
と危惧されています。

個人的には、人格が脳機能(実際にはまだまだ解明されていない)から
統合的に創造されるものだとすると、知育(に限らず)偏重の危険性は
やはりあり得るかと考えます。

長くなりましたがこの章の最後に、早期教育ではつねにその名前が挙がる
ソニーの井深大氏についてふれてあります。

氏が早期教育に傾倒した理由は知的障害児のわが子に
何もしてやれなかったという無念さからであること。
また晩年には「知的教育は言葉がわかるようになってから、ゆっくりでよい
(朝日新聞90年4月28日付夕刊)と、真情を吐露していることは
案外知られていないように思いました。

子どもが愛されているという安心感とか、好奇心を伸ばせるような
環境を与えてやることのほうがずっと大事。

肝心なのは天才に育てるんじゃなくて、幸せな人に育てるということ。


前述の小西氏の言葉が、"心"に残った内容でした。
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by dryangle | 2008-06-18 15:15 | 子育て・教育 | Comments(2)
ヒトラーの親子関係と「魂の殺人」
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…ちょっと重たい話題です。

東京・秋葉原で起こった無差別殺傷事件をニュースで知り
暗澹たる気分になったせいでしょうか。

この種の事件が続いているということで、アメリカの
銃乱射事件の頻発にも重ねられ、今後が気にかかります。

他の人を人間とも思わずに残虐に殺せてしまう
その狂気は一体どのように作り出されるのだろうか?


そんなことをじっくり考えた時期がありました。それはきっと

心の内に、溜め込まれた巨大な屈辱と怒り
憎しみのエネルギー。


アリス・ミラーの「魂の殺人-親は子どもに何をしたか-
という本に出会って感じたことでした。 
ヒトラーが受けた家庭教育については、よく知られています。

親による完璧なコントロール、虐待まがいの躾

闇教育と呼ばれたかつてのドイツの躾が、日本の教育にも
影響を与えたという説には、多少の信憑性を感じましたが

いわゆる、フツウ、人として、ワタシなら、といえるような
人々には、想像もつかないような過酷な教育・躾を受ける
子どもがたしかにいるのです。

屈折した自己愛の崩壊に、異常なまでに肥大した敗北感
屈辱感、怒り、憎しみが掛け合わさった時

恐ろしいエネルギーが生み出されるような気がしてなりません。

という権威が、いつしか巧妙に社会へとすり替えられた時
(親の要求が、世間や社会によるものだと思い込まされる時)
その復讐・反撃の矛先が、(不)特定(多数)の他者に及ぶように
思うのです。

魂を殺されてしまった人は、(自分を含め)人間の実際の命を
奪うことへの抵抗が弱まるのかも知れません。

子どもの魂を殺してしまえば、子どもも殺すことを学ぶのです。
そうなったとき子どもにはただ殺す対象に関して
選択の余地が残されるだけです。
自分を殺すか、他人を殺すか、それとも両方か。


アリス・ミラー「魂の殺人-親は子どもに何をしたか-」より
(著者は、とくに二・三才頃までの記憶「意識の表層」に残らない
時期に、意志を殺すことと服従を「躾」られる弊害
を力説。)

※病気や不慮の事故などによる脳機能不全や損傷が
 人格に影響を与える場合のあることもつけ加えておきます。

●追記●
闇(病み?)教育はあったのか?
佐世保の事件にあたり関連する内容を書かせていただきました。
合わせてどうぞ。
2014.8.4
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by dryangle | 2008-06-11 14:12 | 子育て・教育 | Comments(3)
心の発達不全~知育偏重の最先端
知人から、以下のような母子の会話の
エピソードを耳にしました。
(出所は不明です)

ある母子が、道端にチューリップが咲いているのを見つけました。

子:お母さん、お花が咲いているよ~!
母:〇〇ちゃん、黄色いチューリップが3本
  赤いチューリップが4本、全部で何本?


この種の話には、猫バージョンというのもあって…

子:お母さん、ネコちゃんがいるよ~!
母:〇〇ちゃん、お耳が二つ、おめめが二つ
  お鼻とお口は一つづつ、全部でいくつ?


あり得そうな話だと、率直に思いました。

学びのための一つの機会として、これを否定する
つもりはまったくないのですが

もし、一事が万事この調子だとしたら?

心の育つ機会はいつあるのだろうか?

と問わずにはいられません。

人の心は生まれつき備わっているものではありません。 

自分自身、これまでをふり返って心も能力だと
つくづく思います。

脳科学が流行していますが、心といった高次の機能にも
言語と同様にそれを育むのに重要な時期というものが
たしかにあるように考えています。
感受性期(sensitive period)、もしくは臨界期(critical period)
といったものが、存在するかも知れません。

その時期を活かし、子どもに人の心を育むのは、他でもない
ワタシ達一人一人の親、そして大人。

イキイキとした心を虚勢された人々の、絶望に支配されるような
社会が目の前に広がることのないように。

…心を(で?)尽くしたいと思うのです。

※ある機能を獲得するために、適切な期間。
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by dryangle | 2008-06-10 13:02 | 子育て・教育 | Comments(3)
「~させる」という言葉。許容?それとも使役?
心の不調や問題には、いわゆる「生きづらさ」から精神疾患までのスペクトラムがあります。
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日本語の子育ての話に接する時
~させる」の意味の曖昧さに悩むことがあります。

(子供に)
学校に行かせる
遊びに行かせる
習い事をさせる
勉強をさせる
宿題をさせる
キャンプに行かせる
料理をさせる
家の手伝いをさせる
犬の散歩に行かせる
ごはんを食べさせる
スポーツをさせる
お風呂に入れさせる
ノビノビさせる
留守番をさせる
一人で外出させる

子育てにおいては、誰の意志によるかという
点は大きな鍵となります。
子どもが自分の意志(意欲)で選択し
成功したり失敗したりする経験がそのまま
生きるチカラを育むのですから。

当然、こちら側の意志によるさせる」ばかりでは
意志(意欲)のない受身、相手の要求に応じることに
慣れきってしまうでしょう。
これがいい子・良い人なのでしょうか?

ワタシ自身は、意識に上るこの「~させる」という
言葉を検証して自戒してきました。

ワタシ(親)の意志なのか?子供の意志なのか?
どちらを大切にしたいのか?

言葉と同様にこの部分を曖昧にしてしまってはいませんか?

~させなきゃ!」と思った時
ぜひハッキリと意識して区別してみてください。


させる
[動サ下一]さ・す[サ下二]
1 人にある行為をするようにし向ける。「勉強を―・せる」
2 するにまかせる。することを許す。「好きなように―・せる」
(大辞泉)
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by dryangle | 2007-09-13 10:55 | 子育て・教育 | Comments(2)
ヘタでも生きろ、元気に生きろ。
わが子は幼い頃から絵を書くのが大好きです。

毎日毎日あきもせず、そしておびただしい量を描きまくるのです。
いつの頃か、コピー用紙の束をポンと買い与えるようになったのですが
それもガンガン消費して、描いた絵(たまった紙)を定期的に処分する
仕事が加わるようになりました。

いつもの光景ながら、最近その絵を何気なくのぞいて見たら
驚くほどに上達しているではありませんか!
(多分)一般の大人では、ちょっとやそっとでは真似できない絵を
描いていることに不思議な衝撃を覚えました。

かくいうワタシも、幼い頃絵を描くことが好きでした。
ところがちょうど今のわが子の年頃までに、自分の絵を他人に
見せることを嫌って隠して描くようになり、描いては気に入らずに
ガッカリして、そのうちに描かなくなってしまったのです。

いつのまにか自分の中に築かれた厳しい評価の目が
描く楽しみを奪ってしまった
ような気がします。

思えば、その後必要になった二つの外国語習得にも
同じことがいえると気がつきました。

最初は新しい言葉を知ることが楽しくてたまらなかったのに
ある程度になってくると、自分のレベルが恥ずかしくなって
どこか逃げ調子になってしまう気持ち
(現実生活では逃げられませんでしたが^^;)。

そんな昔話や想いを、わが子にかいつまんで話したら
かつて持っていた子供用カルタの読み札にあった言葉で

「『ヘタでも歌え、元気に歌え』なんだよねえ!」と一言。

たしかに「ヘタでも喋ろ、元気に喋ろ」だよなぁ…
言葉も絵と同じでそうしているうちに、気がつくと
ぐんと上達しているものかも知れない、と内心で思いながら

ヘタでも生きろ、元気に生きろ。

という言葉がアタマに浮かびました。
自分への厳しい評価の目が、生きる楽しみを奪ってしまわないように…
そんなことを考えさせられました。
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by dryangle | 2007-07-10 11:37 | 子育て・教育 | Comments(0)
操作主義と子育て~子供をプロデュース!?~
心の不調や問題には、いわゆる「生きづらさ」から精神疾患までのスペクトラムがあります。
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操作主義(operationalism)
なにやらカタクルシイ言葉でごめんなさい^^;

もともとは物理の領域から出た言葉らしいのですが
昨今は心理的な内容によく使われているようです。

平たくいえば
自由に他人を動かしたい、操作したい。

という、いまや多くの人が陥りがりな心理。
ワタシ達の心の奥に根付くこうした操作主義的な心理
現代病だとさえいわれています。

現実には、真の共感を得ることなしに相手を
本心から動かすことは不可能です。
何が正しくて、何が間違いといった価値基準を
自分を超えた範囲に期待するのも同じこと。

だからこそ、操作主義的な心理を持つ人は

相手の人格を尊重して、共感を得る努力をすることよりも
相手の人格を支配して、従わせることを選んでしまうのです。


親子関係では、ほぼ子供の側の人格が支配下の状態から出発するので
勢い子供はそのまま親の操作主義的心理を満たす対象になりがちです。

今では子供をコントロールする親という言葉の語感に
危機感を覚える人も多くなってきたのではないでしょうか?
ところが、なんと昨今子供(育ち)をプロデュースという
言葉をよく目にするようになりました。

本質ではなく、言葉を変えることでイメージUPができるものだと
つくづく感じます(〃´o`)=3

心理的操作・被操作の関係を絶つことが、子供の自立・親の子離れであり
そこを目指し、取り組んでいくことが子育ての目標なのではないでしょうか?

~~所感の追記~~

最近また妻として母としての名プロデューサーという
言葉に出くわしました。

考え方のヒントも目にし、ようやく自分なりに整理がついたのは

子どもや夫を自分の自己実現の道具にしているという
意味でのプロデュースはやはりとても危険ではないかということ。

反対に子どもや夫の自己実現のサポートを買ってでている
という意味でのプロデュースは素晴らしことなのではないか?
という視点に今回思い至りました。

2010年3月
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by dryangle | 2007-06-25 15:42 | 子育て・教育 | Comments(0)

Illustration by ふわふわ。り