金魚迷惑

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~外側からしか見ることのできない自分を閉じ込めている檻~

人間は、これこそが自分自身だと思っているものを守ろうとして壁をめぐらす。
そしてある日、その壁の内側に閉じ込められ、出られなくなってしまうのだ。

ロバート・フィッシャー『ナイト』より
Men are not prisoners of fate, but only prisoners of their own minds.
ーFranklin D. Roosevelt


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「怒り」について~再考察~
このブログを始めた当初より、自分や他人の怒りや不機嫌について
折にふれて考えてまいりました。

今にいたって怒りのケアが、とりもなおさず心身のケアの
要のキーであるという思いが強くなっています。

このあたりで今一度考え整理することによって、自分の内や相手の
怒りの感情に冷静に向き合うヒントになれば幸いです。

怒りは第二感情(感情のフタ)

このような考え方は、最近では一般にも知られるようになりました。
怒りというカタチで感じる/表す反応の前に、それによって覆いたい
つまり、感じたくない主感情(第一感情)があるということです。

それは、恐れ、屈辱、劣等感、敗北感、不合理感、悲しさ、悔しさ
従属(被支配)感、無効力感、淋しさなどといった心の傷み

この傷みへの心の抵抗が怒りの感情ともいえるように思います。

裏を返せば、それらの傷みをそのまま受けとめる(認識する)ことさえ
できれば、怒りの反応を別の対応に起き換えることができるのでは
ないでしょうか?

怒りがわいた時、何にどう反応して、どんな気持ちを認めたくないのか
まずは事後の反省から始めてみると、糸口を発見できそうです。

・記憶の再生

「なぜかカチンとくる」「気が済まない」多くの場合、過去の経験によって
得た感情(の記憶)が再生されている可能性が高いものです。

おもに成長期に親や先生など権威者に対して抱いたワダカマリが
似たシチュエーションや言葉などの再生ボタンによって再現されます。

やたら神経を逆なでするパートナーの物言いがじつは自分の親に似ていた
なんてことは、かなりありがちなこと^^;

双方が過去の記憶の再生によって相手を攻撃する代理戦争をしている
ことにさえなりかねません。

また自分の感情を我慢して封じ込めた経験の積み重ねが多い人ほど
ささいなことに対しても不相応なまでの怒りが現れることがあります。

・さらにその怒りを封じること(抑圧)による影響

上にもふれましたが、ありのままの感情を認識(そして表現)することを
ひたすら抑え込むこと
で、その場はしのぐことができても弊害が起こります。

情感に鈍くなる反面、怒りの沸点は低くなる(キレやすい)傾向が出てきます。
自分を責める(内向的な)場合は鬱など心を病んだり、さらには自傷行為に及んだり
他者を攻撃する(外向的な)場合は他者の心身への暴力に及ぶこともあります。
以上のような傾向性やタイプはあるものの、その人、その時々、様々。

・パワーゲームの土俵から降りるメリット

自分の怒りが相手の怒りを呼び、その相手の怒りが自分の怒りに
さらなるエネルギーを注ぐ。
ささいなキッカケ(物の言い方など)が大きな衝突に発展することを
私たちは経験的によく知っていますよね?

一時的に勝敗を分けることができても、心に生じた軋轢は取り消せません。
相手との関係を壊すまで続けてしまう前に先に土俵から降りてみませんか?

ここで当然のように自分の側に不戦敗(我慢やあきらめ)を強いることをヨシと
する人もいますが、それが土俵から降りることでは決してありません

潜伏したワダカマリが世代間で受け渡され、次の世代のトラブルとなって
大小さまざまに再生され続けています。

争わないことは勝者も敗者も生み出さない(±0の)こと。

つまり、その時点で心の清算を果たすことだと考えます。

まずは自分の怒りの気持ちを認識・肯定・表現してみてください。
=相手や自分を攻撃することではもちろんありませんよ!

腹をたてているんだな~!アッタマきてるよね。マジ、イラッとしてるわ。

とり合わないことに罪悪感を感じることもあるかも知れませんが
第三者的に(口に出さなくても)呟いてみてください。

自分に対しても、相手に対しても。

その瞬間、怒りの反応に気づく余裕が生まれます。
慣れてくるとそれだけで、怒りが収まって争いが回避できることも。

とくに自分や家族が人間関係や体調不良に悩まされ続けている方

どこかに怒りのマグマが埋もれているかも知れません。
こじれるまでに掘り起こす勇気を持ってみてはいかがでしょうか?

・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
ちなみに(原初の)怒りの解放については、いろいろな手法があります。
今回のトピックは「The Biology of Emotions(感情の生態学)」(英文pdfファイル)を
たまたま目にしたことで思いつきました。
Redirecting Self-Therapy (RST)(英文サイト)では、「怒りを向けなおす」
実践的なメソッドも提供されているようですので、興味のある方はどうぞ^^
(個人的には知らず知らず長い時間をかけ、似たプロセスを経たようにも思います)
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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by dryangle | 2012-01-10 11:44 | ココロのカラクリ | Comments(0)
言葉を得て心が育ち「私」が生まれた。
明けましておめでとうございます。
今年もマイペースで続行しますのでどうぞヨロシク^^


久しぶりに脳関係のトピックを目にしていたところ
こんな言葉が飛び込んできました。

言葉を得るまで脳は孤独だった。

もちろん瞬時に起こる原初的な感情はあるのでしょうが
概念としての記憶を得ず、それに反応することもない。

「私」だけの世界に閉ざされているが故に
「私」を認識することのない状態。

ヒトは言葉を得て、それを進化させることによって
感情に関連した経験や記憶を記録•蓄積し、現実への対処を
考えるようになりました。
それはとりもなおさず心の構築に他なりません。

逆にいえば、それは自分を個として認識することであり
そのネットワークである社会を築くことにつながりました
(一般には社会が形成されるに従い言語が発達したとされます)。

共通の語感で知識や情報を共有することによって、ある意味では
心を共有(共感)し合うことも可能になったといえます。
…まぁ、この辺りの能力には個人差がありますが^^;

言語によってグループの文化やアイデンティティが統一されたり
分断されたりしているのは当たり前と言えば当たり前なのですよね。

今その垣根が少しずつ低くなり、私達は地球規模で心や意識を
つなげ合うことができる時代になりつつあるような気がします。

一万数千年をかけて得た「私」(個人的には数十年ですけど)と
その心が各々つながり構築されていく大きなネットワークは、いつか
「私」を超えた意識の回帰へと導かれているような気もします。

「私」が、ある個体の記憶の集積(による反応)に過ぎないと
なると、それが自分の持てる意識のすべてではないことが実感
できるのではないでしょうか?

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by dryangle | 2012-01-05 08:37 | ココロのカラクリ | Comments(0)

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