金魚迷惑

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~外側からしか見ることのできない自分を閉じ込めている檻~

人間は、これこそが自分自身だと思っているものを守ろうとして壁をめぐらす。
そしてある日、その壁の内側に閉じ込められ、出られなくなってしまうのだ。

ロバート・フィッシャー『ナイト』より
Men are not prisoners of fate, but only prisoners of their own minds.
ーFranklin D. Roosevelt
The significant problems we face cannot be solved at the same level of thinking
we were at when we created them.
-Albert Einstein


気づいてみる。意識してみる。何かが変わり始める。
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自分脅しのプログラム
こちらでは、特定の療法や理論,思想にこだわらず、心理学・精神医学・カウンセリングなど
多分野から
心の癒しとメンテナンスに役立ちそうな話題を集めています。
悩みや苦しみの対象を操作しようとするのではなく、自分の感じ方・考え方・反応の仕方を見つめ
問題(とすること)から解放されることで、心の安定を得ること
が基本のスタンスです。
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重大な危機に(心理的に)直面するような経験が元となり
特定の物事に対して恐怖感やパニックを起こす恐怖症
いうものがあります。

後にその危機から自分を守るための心理(脳機能)作用
だといえますが、ありがちな「イヤな気持ち」もある意味で
似たようなメカニズムで起こるように思います。

とくに(無実の)罪悪感劣等感 は、高ずるといわゆる
文化依存症候群*になり得る心理作用ではないでしょうか?

これらは他者の期待や要求の水準に達することができない
わき起こる嫌な気持ち。不快な、ときに耐えがたい苦しみです。

基本コンセプトが、「自分の安定、満足や喜び、楽しみは
他者の期待や要求に応えることで得られる
」プログラム。

そうでないとイヤな目に遭う(不安になる)よ。

養育者や教育者が、その期待や要求に子どもが反する
その都度脅したり罰を与えたり、くり替えし不快な気持ちに
させる
ことで組み込まれます。
(※「となりの脅迫者(Emotional Blackmail)」という本に描かれるような関係が
ありきたりのベースになっていることに驚かされます。
前のタイトルは「ブラックメール-他人に心をあやつられない方法
一昨年の記事です→「エモーショナルブラックメール」)

さらには他者の水準というのを、経験から自分の内にとりこみ
予想・演算して逐一自分の在り方を照らし合わせ、動機とする
自責のプログラムとなって、生涯に渡って無意識に作動し続け
達成が叶わない時、折につけて自らを苛みます。

プログラム本体の周囲や次世代への移植も基本コマンドです。

養育者や教育者の達成水準が低いほど、それをクリアして土台とし
本人の意欲によって満足や喜びを求め、行動することへの
切り替えが容易になります。

達成水準が本人の能力を超えていたり、過度な支配やコントロール
によって「自分(を保つ意欲)が殺されてしまう」ことで、本人の
精神が破綻したり、突然過激な拒否反応を起こしたりします
(極端なものは、愛着障害といった下地がある可能性も高そうです)。

これらが、引きこもりや無気力、反対に暴力や反社会的行為といった
さまざまな問題の様相の根にあるように感じます。

日本では皆が口を揃えたように「誰かの役に立つこと」が嬉しい
と言います。そのような価値観を否定するものではありませんが

「他者が受け容れる」ことを大前提とした上で、自分の喜びや
満足を成り立たせなければならないという文化の苦肉の満足
ような気がしてならないのです。

誰かを喜ばせたいというのは、けっして悪いことではありませんが
それが本来誰の喜びであったのか?わからなくなってしまったら
そうでないことに恥や罪悪感、劣等感といったイヤな気持ちが
わく
のであれば要注意ですよ。

*Culture-bound syndrome. ある地域、民族、文化環境において発生しやすい
精神障害を指しますが、横の区分けだけではなく社会や文化の変遷レベルの
段階による垂直的な区分けができるように考えます。

癒しのツールになりますように^^批判の根拠にしないでくださいね。
対立ではなく相互理解のために。

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by dryangle | 2016-03-27 16:53 | ココロのカラクリ | Comments(0)
母親の過干渉と不安障害
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問題(とすること)から解放されることで、心の安定を得ること
が基本のスタンスです。
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かつて子どもだった頃の経験、母親として今それなりに
年月を経た経験からの実感です。

程度の差こそあれ、お母さんというものは心配性
我が子のあり様に、なんやかんや手出し口出ししたく
なるものです。

母親の子どもへの自己の同一化は子育ての初期には
子どもを守り発達させるために機能しますが、成長に合わせ
その分離が重要な課題になります。

反抗期というのは子どもの側からの(精神的な)成熟と
分離のサイン
ともいえますが
親側がうまく応じることができずに子を縛り続けたり
その果てにこじらせることがあります。
具体的には、嗜好や行為、関係への依存やパーソナリティの障害など

じつは親自身が、その課題(親子の精神的分離)を達成
できてない
ことこそがその原因ではないかと考えられます。

子どもも時期がくると、あれやこれやと口ウルサイ母親に
対して、口答えや無視をしたり、言いつけを守らなかったり
勝手な行動をしたり。されど甘えたがりのカマッテちゃん。

それでも「…ったく。仕方がないわね(怒)!」と親が
半ば諦めの境地で過ぎてゆくのなら多くは問題になりません。

が、親の側が過度に感情的になったり、パニックになって
キレたり、暴力をふるい、または泣きわめき、または懇願し
または威圧的に支配やコントロールをしようとする場合は
親がそのまた親との関係で克服できなかった分離不安が
再燃
していると感じます。

これは一般に言われている不安障害にイメージを重ねると
理解しやすいように思います。

(実際の不安障害は、一説には発症する人の98%が共働きや
自営業の母親のもとに育ち、十分な安心感を獲得するまでに
接してもらっていない、また置き去りにされる不安や恐怖に
さらされていたといわれます。)

この場合は親(の支配)を断ち切ることへの許せなさによる
厳しいしつけなど、親(の感情)に従わないと酷い目に遭う
不安にさせられる
というような不快な経験の積み重ねです。
見方によっては洗脳ともいえるかも知れません。

結果、慢性的には普段から(子である)相手のことが頭から
離れずに心配し干渉
したり、記憶と同質のトリガーに不安や
怖れ、防御としての怒りなどの発作的な感情となって
反応します。

個人的な話をしますと、シングルマザーであった私の母のトリガー
は恥や世間体、女であるということでした。
私自身は、母が逢瀬のために夜に取り残される体験の蓄積からか
むしろ見捨てられや置き去り恐怖が強く、夜に一人でいること
とくに家族からの連絡がない場合に、その死までを恐れる強い
不安感に悩まされます(母が早逝している影響かと思います)。
養父の教育でさらにいろいろとこじらせていますが…


安堵すると、つい「連絡ぐらいできないのっ!」となるわけで^^;

幸か不幸か学業などについては面白いほど気にならない(笑)
個々人によって、何に強く不安を感じるのかが異なることが
構造を表面化しにくくしています。

慢性的な予期不安と発作的な強い恐れ・不安感情

それは本人を苦しめ、相手を苦しめ、そのまた次世代にも及ぶ
心の発達不全の症状、そしてその連鎖なのです。

親が----心配性でコントロールフリーク、おまけに癇癪持ち
愚痴や不満のカタマリ、いつも説教に、脅しに、泣き落とし。

けっこうアルアルなんだ。やれやれ…

どちらか一方から親子関係を成熟させることの難しさが
つねに立ちはだかる壁となります。

子の側からできることは、意識して心の距離を置くこと
親の干渉(反応)を分離不安の症状として認識そして
理解し、親への対応や自分の行動を自分の意志で決める。

「お母さんもそろそろ自分を生きなさいよ」と言えるまでに
なった時、子の側としての精神的分離は叶うように思います。

実体験として、親の側としての私がいよいよ子からそう言われて
目からウロコが落ちたというのか、自分が親にそう言えるまでに
成熟していなかったのだと痛感しました。

今となっては、我が子にはもちろん、誰に対しても
「好きに自分を生きて、活かして、満喫して」の気持ちです。

なんと分離や自立に関しては、子の側が師匠だったわけです!

もし親の側が、子を手本に自分の内なる親子を統合させる
ことができれば、双方の癒着解消につながるように思います。

ちなみに今回とくに母親にフォーカスしましたが
父親にも同様のパターンが当てはまります。


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by dryangle | 2016-03-17 15:44 | 親子の関係 | Comments(0)
絶望の果ての岐路
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状況は自分への問いかけ

最近、ふと「それが理由で?」と感じられることで
死を選んでしまう(追いつめられる)人の心について
想いを巡らすことがあります。

語弊がありそうですが、個人的には自死や自傷は
自分に対する暴力ではないかと考えるのです。

ではその暴力行為に至る構造はなんなのでしょうか?

突発的な怒りの発散、絶望、訴えや脅迫、苦への終止符

様々な原因へと意味づけをすることができるでしょうが
理不尽なことと向き合いきれない心の顛末といえます。

理不尽な状況への絶望というと、すぐに思い浮かべるのが
V.フランクルの「夜と霧」という本。

ユダヤ人の精神科医であった彼が、強制収容所というまさしく
先の見えない不安の中で「人は何に絶望し、何に希望を得たか」
を克明に記したものです。

彼は、のちに提唱するロゴセラピーの基本理念ともいえる
人間のあり方や存在の意味とその意味の実践
生きる希望をつなぐのだと考えました。

それが生きがい(創造する喜びや、真理や美・愛を体験する
喜び)を見いだす力になるのだと。

その上でなによりも生きる意味は自ら発見するものであり
苦しみはそこへの案内役だという言葉が今になってようやく
実感できるように思います。

なぜなら絶望の果てに暴力によって決着を図る多くの場合

それが生きる意味を「自ら発見する」ことを阻害され
他者(親や世間、依存相手)の生きる意味に生きている

からだと思い当たったからです。

絶望の果てにそれが、他者の意味によるものに過ぎないのだと
腑に落ちた時、理不尽な出来事を現実として向き合うことができ
目の前の状況に生きる意味を「自ら発見する」
それによって活路を得る人々はたしかにいるのです
「脱自動化」の自覚の概念とも通づるかも知れません)。

過酷な状況にある人の悲願である自己実現が約束される
世界というのは、制度や物理的環境に限られたものではなく
意味や価値への精神的な能動・自由性こそがその本質
なのだといえるのではないでしょうか。

絶望の、生きてその先へー

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by dryangle | 2016-03-09 13:02 | ココロの不調 | Comments(0)

Illustration by ふわふわ。り