金魚迷惑

★☆★不定期更新★☆★


~外側からしか見ることのできない自分を閉じ込めている檻~

人間は、これこそが自分自身だと思っているものを守ろうとして壁をめぐらす。
そしてある日、その壁の内側に閉じ込められ、出られなくなってしまうのだ。

ロバート・フィッシャー『ナイト』より
Men are not prisoners of fate, but only prisoners of their own minds.
ーFranklin D. Roosevelt
The significant problems we face cannot be solved at the same level of thinking
we were at when we created them.
-Albert Einstein


気づいてみる。意識してみる。何かが変わり始める。
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"自分"に疲れていません?
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意識のつながり(しがらみ)
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最近、脳のミラーニューロンや網様体賦活系の働きなどに
関する話がなにげなく目に入り読み漁っていたのですが

例えばユングの集合的無意識や共同幻想といった形而上の
意識のつながりや枠組み、階層の存在が脳の働きにおいても
説明できる日が近いのではないかと感じてきました。

電波系はともかく、ビッグデータの解析からはそれぞれの
意識というデバイスが、見えない次元で情報のやり取りを
しているのではないか?
そして今ではインターネットの普及によって、地球規模の
ネットワークを形成しているのではないか?という仮説も
あります。

誰もが、親子や家族といった濃い関係はもちろん所属する
文化や集団にも性格があり、暗黙の制約を実感しますよね。

appleのデバイスならOSはiosというような生来的な制約は
あるでしょうが、OSをインストールすれば基本同じような
働きができるようになります。

母体の中にいる時から、ハードの組み立てと同時に基本OS
(母親のそれと似た)のインストールも始まる
と考えれば
業(カルマ)と呼ばれるものの受け渡しの説明も漠然とは
想像できるように思うのです。

思考はもとより感情的な反応といえば、OSが後天的に自己
プログラミングするセンサー&アラートシステム
と考えると
ちょっと面白いです。私たちはそれを「自分」と感じている。

なにを言いたいかといえば、国や地域、文化や言語の違い
によってその性質やムード(気?)が一変するということ。

生まれてからずっと家や土地、地域、国、言語などそれぞれの
レベルでモノカルチャーから出たことのない場合はなかなか
わかりづらい(理屈だけで理解しにくい)感覚です。

いわゆる価値観、正義や悪といった根源の尺度さえも真反対に
なったりします。

これがつながりとなって、互いの仲間意識や誇りを生むことを
否定するものではありませんが、そのために個々人が個人的な
自由を制約
されたり、さらには外集団に対する排他性や好戦性
を強めるというしがらみとなっている場合も少なくありません。

ある考え方やあり方、行動に、許さなさ後ろめたさを感じる
としたら、必ず誰かの(集団)によるしがらみが存在します

ぜひ一度、自分という意識を意識してみませんか?

癒しのツールになりますように^^批判の根拠にしないでくださいね。
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by dryangle | 2016-10-31 14:16 | ココロと社会 | Comments(0)
心の条件反応(暗示による解離?)
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これほど心についての知識を求め集めても、運動の能力と同様に
理解することと、実際に「自分の心を解き放つ」能力を得ることは
ベツモノです。

心の内でラスボスと呼ぶ親類からの連絡や荷物が届くと、動揺し
しばらくは憑りつかれたように心ここに在らずの状態になったり
落ちこんだりする反応
は、長らく家族が不思議がるほどでした。

最近、じつは敬遠してきた催眠療法の関係の書物に手を出すように
なったのですが、これまでトリガー(心の地雷)や自動反応などと
表現してきた現象を、暗示や催眠による解離という用語での発想で
考えてみると大変興味深く、また何かが解けたような気がしました。

ベイトソン*については機会をあらためますが、ダブルバインド*
解離をひき起こす暗示かけになるという構造が、前述の連絡や荷物
の件と符合し、恐ろしくピンとくるのです。

ほぼ例外なくこちらの望んでいない形式やモノを受けとるパターン。
それらの「アナタのために(受け取らないという選択はない)」と
いう言外に「恩返ししろ、面倒を見ろ」というメタメッセージが
仕込まれ(拘束されると認識し)ているがゆえに、それを受け取る
ことに、吐き気を催すまでの抵抗を感じていたのだと実感しました。

現実には相手にそこまでの大意のない場合でも、こちら側にすでに
そのような暗示(メタメッセージ)が入って
しまっている。
だからこそ、別の人からのまったくの好意による助けや贈り物さえ
受け取ることに抵抗を感じてきたのだと納得です。

そういう視点で見てみると、建前と本音の文化背景のある日本では
ダブルバインドによる無意識レベルの支配が横行しやすいともいえ
自動反応制御の人間育成がされているといえるのかも知れません。

トラウマというほどに大ごとではありませんし、障害というほどに
影響するものではないかも知れませんが、素直に従うことができず
自分自身の本音が干渉するとなると(程度の差こそあれ)ある種の
スプリットを生んでしまうといえるのかも知れません。

さまざまに入れ込まれた暗示が、本人の意志や楽しみ・喜びを阻み
生きづらさや、時に発作的な思考や感情に結びついているようにも
感じられます。

今後さらに、知識や情報を仕入れ考えてみたい分野ではありますが

やはり心の中でラスボスを怪物に仕上げてしまったのは、他ならぬ
自分自身の心の仕組みなのだといえそうです。

~解離とは?~
おおまかには、一定の記憶や思考が通常の意識から切り離されること。
個々の体験の要素がほつれる「統合性の喪失」。
ヒステリーや神経症状の原因とされる。フロイトの抑圧(水平の壁)に対して
垂直の壁とも呼ばれている。スプリッティング。
ジャネ (Janet,P)のdésagrégationとdissociation、精神分析における防衛機制
メラニークラインのいうsplitting(自分ではなく対象を分ける)、病的か否か?
概念と言語によって語義やニュアンスがさまざまに変わる。


*
Gregory Bateson 米国の人類学者。統合失調症患者のコミュニケーションを研究
ダブルバインドという概念を普及する。
 
*
二重拘束の意。ベイトソンによる定義とは別の概念が広まっているが、表面的な
メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況に置かれること。

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by dryangle | 2016-10-16 17:56 | ココロのカラクリ | Comments(0)
その人の中に誰を見ているの?
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今回は少し流れを換えて、基本に立ち返ってみようと思います。

…というのも、人間関係のトラブルに関するお話を伺う際には
必ずといっていいほどに「相手に対するバイアス(偏り)」が
感じられます。
第三者だからこそ感じるのですが、ご本人にとってはその像は
絶対の真実であり、突き崩すことは容易ではありません。
当人が気づくしかないのですが、心理学的な概念の普及はその
一助になるかと思います。

アタマの中で、過去の記憶にある関係性とエピソードを再現
自分が傷つかないように条件反射的にふるまってしまうのです。
このために相手を誤解したり負の影響を与えてしまうことも。

第一に。これはよく知られていますが、相手の態度や行為の中に
親を重ねて見てしまうことがあります。
それによって相手を好意的に感じられるということはまず少なく
どちらかというと相手に威圧感、口うるささ、怖さ、監視の視線
などを強く感じストレスとなります。

過敏になるとある種(いわゆる)神経症に近づいてしまいますが
ここでは深追いせずに、一般的には子どもの自分のあり方を再演
してしまいます。自動反応的に
自分の親(養育者)との関係において、反抗的であった人はつい
反抗してしまうでしょうし、委縮してしまいなにも言えなかった
人はやはり言いたいことを飲み込んでしまうでしょう。
泣いてみる、甘えてみる、イジケてみる…^^;

実際の相手を見間違い、新たな現実でほど良い関係を築くことを
阻む原因にもなっています。

そして第二に。こちらの方が実感しづらいこともあるようですが
自分を守るためその優位性を保とうと、相手の中に子どもである
自分を重ねて見る
ことがあります。実際にどうであるのかは別に
相手の弱さ、拙さ、欠点などがやたらと目についてしまいます。

この際になんと自分が再演するのは元々自分に対する親のあり方
なのです。自動反応的に。
自分の親に責められた人は相手を責めます。同様に怒鳴られた人
はつい声を上げるでしょうし、嘲笑された人は相手を嘲笑します。
実態とは関係なく、相手を無能、弱者、未熟者として扱うことも。

相手との関係を悪くするばかりか、その長所や能力を委縮させて
しまいかねません


パートナーの中に、我が子の中に、上司や同僚、部下の中に…

ついつい誰か(過去の重要他者ー親や養育者、先生や指導者)の
あり方を映し出し、お互いに自動反応的に関係をこじらせている

そんな状況が顕わになっている場合が少なくないのです。

またニュースで見かける傷害事件などでは、見知らぬ相手との間
でも突発的に起きていると想像します。

それらのパターンを自覚し、意識的になること。まずは自分から
相手のそれが垣間見えた時には、土俵から降りること
(自分が先にそのパターンを見抜くと、相手も覚めることが多い)

相手につい負の感情が強く沸いた時にこそ、その人に過去の誰か
との関係を重ねてないか?
を自問してみてくださいね。

(さらに興味や関心のある方は投影や、投影性同一視、投影同一化などの
キーワードを調べてみてください^^)

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by dryangle | 2016-10-11 15:49 | ココロのカラクリ | Comments(0)

Illustration by ふわふわ。り