金魚迷惑

★☆★不定期更新★☆★


~外側からしか見ることのできない自分を閉じ込めている檻~

人間は、これこそが自分自身だと思っているものを守ろうとして壁をめぐらす。
そしてある日、その壁の内側に閉じ込められ、出られなくなってしまうのだ。

ロバート・フィッシャー『ナイト』より
Men are not prisoners of fate, but only prisoners of their own minds.
ーFranklin D. Roosevelt
The significant problems we face cannot be solved at the same level of thinking
we were at when we created them.
-Albert Einstein


気づいてみる。意識してみる。何かが変わり始める。
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"自分"に疲れていません?
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心の応急処置ーバタフライメソッド
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問題(とすること)から解放されることで、心の安定を得ること
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熊本の大地震のニュースにふれ、現地の皆さんの心身の
苦痛を思うとやるせない気持ちになります。

スマトラ島沖や東日本大震災の時にも、目にしたのですが
恐怖や不安感をやわらげ、PTSDの予防に役立つとされる

バタフライメソッド(バタフライハグ)をご存知ですか?

病理学でPTSD*に対してエビデンスのある心理療法とされる
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)の派生形であり
Lucina Artigas, M.A., M.T., とIgnacio Jarero, Ed.D., Ph.D., M.T.
(最下部の参考サイトより)によって開発されたとされます。

その容易さがイメージできるように、以下にざっくりと方法を
書きますが、詳しくはネットなどで検索してくださいね。

・背を伸ばしお腹の中に風船をイメージしてゆっくり深呼吸をする。
・空に浮かぶ雲を見るように、心の中の想いや感情を観察する。
・両手を交差させて中指が鎖骨の下に当たるように胸に当てる。
(両手の作る角度がなるべく垂直になるように。親指を組んでも。)
・手のひらで左・右・左・右と交互に胸をタップ(軽くたたく)する。
・そのままゆっくりわき起こる思考や感情、イメージや音、においを
・雲が流れ去るのを見るように観察する(ただ感じる)。

子どもを寝かしつける時に、お母さんがゆっくりしたリズムで
体をトントンとやさしく叩いてあげるのを思えば、少なくとも
リラックス効果は期待できるように想像します。
お子さんが怖がったり不安がったりしている時に、自分でやれる
ように平易な言葉で教えてあげておくといいかも知れません。

今ここの恐れや不安、心の苦痛を落ち着かせるために
おまじない替わり以上のメソッドといえるのではないでしょうか。

あるサイトでは有資格者の指導のない使用の副作用の可能性を
指摘していますが、現況で深刻なPTSDと診断されていない人が
個人的に行う分には期待できる効果の方が上回るように考えます。
一応、個々人の判断と責任においてお願いいたします

たくさんの方々の苦痛が一刻も早く癒されますように…

*:PTSDー心的外傷後ストレス障害
参考(英文):Managing Anxiety Through The Butterfly Method

癒しのツールになりますように^^批判の根拠にしないでくださいね。
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# by dryangle | 2016-04-19 18:40 | ココロの不調 | Comments(0)
しつけ?虐待?~閉じ込め・追い出し・置き去り
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虐待によって悲惨な結果にまで至らしめた親や教師、上役の
供述や釈明として必ず報道されるお決まりの文句。

しつけのつもりだった。

違和感を感じざるを得ません。

今では「虐待」という言葉が一般的になりましたが、虐待としつけの
ボーダーラインを明確に区別できる人はどれほどいるでしょうか?

しつけの定義らしきものを探せば「規範の内面化ができるように
訓練すること」がもっともそれらしいのですが、その技法としての
賞罰、とりわけ罰のあり方が、虐待の定義のそれと重複します。

ちなみに日本の厚労省の虐待の定義の中の「殴る、蹴る、閉じ込める
食事を与えない、言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い」
などは、しつけの技法の罰として当たり前に行われています。

罰によるしつけは、前回話題にもした「脅迫による(それを行う人の)
規範の内面(強迫)化
」といえます。

規範そのものの価値観の違いや罰の程度感覚など、個々に違うにも
関わらず、親や教師、上の立場という権限に放任されたままなのです。

「閉じ込め・追い出し・置き去り」は古典的な罰(お仕置き)ですね。

以前の在住国で、叱られて締め出された子が一時行方不明になり
大騒ぎとなりました。幸い大事にいたらず無事に見つかりましたが
知人家庭でしたので強く印象に残っています。

それらは直接的な体罰にあたりませんが、意図的であってもなくても
そこに成長期のタイミング、さらに身体的・精神的な恐怖体験が加わると
規範の内面化どころか不安障害や恐怖症などのいわゆる神経症
(正式な病名ではありません)の原因ともなり、将来にわたる苦しみの
キッカケになりかねません。

内面化するものが、閉所恐怖といった五感で刻んだものへの恐怖感
また漠然とした見捨てられ不安・置き去り恐怖など、成人してからも
意識の奥底で自分を不快に縛るようになります。さらに厄介なことに
その縛りが、次世代他者の自由に過敏な拒絶反応を起こすことで
しつけまがいの虐待(虐待まがいのしつけ)につながるのです。

個人的には、行う側が感情的になったり理性がふっとんでいる時点
それをしつけと呼んではいけないと考えます。

そこには必ず行う側の受けたしつけの焼き直しという側面があります。

親や教師、しつけを行う側の心の傷という根源の闇に切り込まない限り
この問題と当事者の心身の苦痛の火種は残り続けるのです。

負の感情発作として定義されケアを必要とするという認識の普及が
急がれます。

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# by dryangle | 2016-04-12 12:29 | 親子の関係 | Comments(0)
自分脅しのプログラム
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重大な危機に(心理的に)直面するような経験が元となり
特定の物事に対して恐怖感やパニックを起こす恐怖症
いうものがあります。

後にその危機から自分を守るための心理(脳機能)作用
だといえますが、ありがちな「イヤな気持ち」もある意味で
似たようなメカニズムで起こるように思います。

とくに(無実の)罪悪感劣等感 は、高ずるといわゆる
文化依存症候群*になり得る心理作用ではないでしょうか?

これらは他者の期待や要求の水準に達することができない
わき起こる嫌な気持ち。不快な、ときに耐えがたい苦しみです。

基本コンセプトが、「自分の安定、満足や喜び、楽しみは
他者の期待や要求に応えることで得られる
」プログラム。

そうでないとイヤな目に遭う(不安になる)よ。

養育者や教育者が、その期待や要求に子どもが反する
その都度脅したり罰を与えたり、くり替えし不快な気持ちに
させる
ことで組み込まれます。
(※「となりの脅迫者(Emotional Blackmail)」という本に描かれるような関係が
ありきたりのベースになっていることに驚かされます。
前のタイトルは「ブラックメール-他人に心をあやつられない方法
一昨年の記事です→「エモーショナルブラックメール」)

さらには他者の水準というのを、経験から自分の内にとりこみ
予想・演算して逐一自分の在り方を照らし合わせ、動機とする
自責のプログラムとなって、生涯に渡って無意識に作動し続け
達成が叶わない時、折につけて自らを苛みます。

プログラム本体の周囲や次世代への移植も基本コマンドです。

養育者や教育者の達成水準が低いほど、それをクリアして土台とし
本人の意欲によって満足や喜びを求め、行動することへの
切り替えが容易になります。

達成水準が本人の能力を超えていたり、過度な支配やコントロール
によって「自分(を保つ意欲)が殺されてしまう」ことで、本人の
精神が破綻したり、突然過激な拒否反応を起こしたりします
(極端なものは、愛着障害といった下地がある可能性も高そうです)。

これらが、引きこもりや無気力、反対に暴力や反社会的行為といった
さまざまな問題の様相の根にあるように感じます。

日本では皆が口を揃えたように「誰かの役に立つこと」が嬉しい
と言います。そのような価値観を否定するものではありませんが

「他者が受け容れる」ことを大前提とした上で、自分の喜びや
満足を成り立たせなければならないという文化の苦肉の満足
ような気がしてならないのです。

誰かを喜ばせたいというのは、けっして悪いことではありませんが
それが本来誰の喜びであったのか?わからなくなってしまったら
そうでないことに恥や罪悪感、劣等感といったイヤな気持ちが
わく
のであれば要注意ですよ。

*Culture-bound syndrome. ある地域、民族、文化環境において発生しやすい
精神障害を指しますが、横の区分けだけではなく社会や文化の変遷レベルの
段階による垂直的な区分けができるように考えます。

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# by dryangle | 2016-03-27 16:53 | ココロのカラクリ | Comments(0)
母親の過干渉と不安障害
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かつて子どもだった頃の経験、母親として今それなりに
年月を経た経験からの実感です。

程度の差こそあれ、お母さんというものは心配性
我が子のあり様に、なんやかんや手出し口出ししたく
なるものです。

母親の子どもへの自己の同一化は子育ての初期には
子どもを守り発達させるために機能しますが、成長に合わせ
その分離が重要になります。

反抗期というのは子どもの側からの(精神的な)成熟と
分離のサイン
ともいえますが
親側がうまく応じることができずに子を縛り続けたり
その果てにこじらせることがあります。
具体的には、嗜好や行為、関係への依存やパーソナリティの障害など

じつは親自身が、その課題(親子の精神的分離)を達成
できてない
ことこそがその原因ではないかと考えられます。

子どもも時期がくると、あれやこれやと口ウルサイ母親に
対して、口答えや無視をしたり、言いつけを守らなかったり
勝手な行動をしたり。されど甘えたがりのカマッテちゃん。

それでも「…ったく。仕方がないわね(怒)!」と親が
半ば諦めの境地で過ぎてゆくのなら多くは問題になりません。

が、親の側が過度に感情的になったり、パニックになって
キレたり、暴力をふるい、または泣きわめき、または懇願し
または威圧的に支配やコントロールをしようとする場合は
親がそのまた親との関係で克服できなかった分離不安が
再燃
していると感じます。

これは一般に言われている不安障害にイメージを重ねると
理解しやすいように思います。

(実際の不安障害は、一説には発症する人の98%が共働きや
自営業の母親のもとに育ち、十分な安心感を獲得するまでに
接してもらっていない、また置き去りにされる不安や恐怖に
さらされていたといわれます。)

この場合は親(の支配)を断ち切ることへの許せなさによる
厳しいしつけなど、親(の感情)に従わないと酷い目に遭う
不安にさせられる
というような不快な経験の積み重ねです。
見方によっては洗脳ともいえるかも知れません。

結果、慢性的には普段から(子である)相手のことが頭から
離れずに心配し干渉
したり、記憶と同質のトリガーに不安や
怖れ、防御としての怒りなどの発作的な感情となって
反応します。

個人的な話をしますと、シングルマザーであった私の母のトリガー
は恥や世間体、女であるということでした。
私自身は、母が逢瀬のために夜に取り残される体験の蓄積からか
むしろ見捨てられや置き去り恐怖が強く、夜に一人でいること
とくに家族からの連絡がない場合に、その死までを恐れる強い
不安感に悩まされます(母が早逝している影響かと思います)。
養父の教育でさらにいろいろとこじらせていますが…


安堵すると、つい「連絡ぐらいできないのっ!」となるわけで^^;

幸か不幸か学業などについては面白いほど気にならない(笑)
個々人によって、何に強く不安を感じるのかが異なることが
構造を表面化しにくくしています。

慢性的な予期不安と発作的な強い恐れ・不安感情

それは本人を苦しめ、相手を苦しめ、そのまた次世代にも及ぶ
心の発達不全の症状、そしてその連鎖なのです。

親が----心配性でコントロールフリーク、おまけに癇癪持ち
愚痴や不満のカタマリ、いつも説教に、脅しに、泣き落とし。

けっこうアルアルなんだ。やれやれ…

どちらか一方から親子関係を成熟させることの難しさが
つねに立ちはだかる壁となります。

子の側からできることは、意識して心の距離を置くこと
親の干渉(反応)を分離不安の症状として認識そして
理解し、親への対応や自分の行動を自分の意志で決める。

「お母さんもそろそろ自分を生きなさいよ」と言えるまでに
なった時、子の側としての精神的分離は叶うように思います。

実体験として、親の側としての私がいよいよ子からそう言われて
目からウロコが落ちたというのか、自分が親にそう言えるまでに
成熟していなかったのだと痛感しました。

今となっては、我が子にはもちろん、誰に対しても
「好きに自分を生きて、活かして、満喫して」の気持ちです。

なんと分離や自立に関しては、子の側が師匠だったわけです!

もし親の側が、子を手本に自分の内なる親子を統合させる
ことができれば、双方の癒着解消につながるように思います。

ちなみに今回とくに母親にフォーカスしましたが
父親にも同様のパターンが当てはまります。


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# by dryangle | 2016-03-17 15:44 | 親子の関係 | Comments(0)
絶望の果ての岐路
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状況は自分への問いかけ

最近、ふと「それが理由で?」と感じられることで
死を選んでしまう(追いつめられる)人の心について
想いを巡らすことがあります。

語弊がありそうですが、個人的には自死や自傷は
自分に対する暴力ではないかと考えるのです。

ではその暴力行為に至る構造はなんなのでしょうか?

突発的な怒りの発散、絶望、訴えや脅迫、苦への終止符

様々な原因へと意味づけをすることができるでしょうが
理不尽なことと向き合いきれない心の顛末といえます。

理不尽な状況への絶望というと、すぐに思い浮かべるのが
V.フランクルの「夜と霧」という本。

ユダヤ人の精神科医であった彼が、強制収容所というまさしく
先の見えない不安の中で「人は何に絶望し、何に希望を得たか」
を克明に記したものです。

彼は、のちに提唱するロゴセラピーの基本理念ともいえる
人間のあり方や存在の意味とその意味の実践
生きる希望をつなぐのだと考えました。

それが生きがい(創造する喜びや、真理や美・愛を体験する
喜び)を見いだす力になるのだと。

その上でなによりも生きる意味は自ら発見するものであり
苦しみはそこへの案内役だという言葉が今になってようやく
実感できるように思います。

なぜなら絶望の果てに暴力によって決着を図る多くの場合

それが生きる意味を「自ら発見する」ことを阻害され
他者(親や世間、依存相手)の生きる意味に生きている

からだと思い当たったからです。

絶望の果てにそれが、他者の意味によるものに過ぎないのだと
腑に落ちた時、理不尽な出来事を現実として向き合うことができ
目の前の状況に生きる意味を「自ら発見する」
それによって活路を得る人々はたしかにいるのです
「脱自動化」の自覚の概念とも通づるかも知れません)。

過酷な状況にある人の悲願である自己実現が約束される
世界というのは、制度や物理的環境に限られたものではなく
意味や価値への精神的な能動・自由性こそがその本質
なのだといえるのではないでしょうか。

絶望の、生きてその先へー

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# by dryangle | 2016-03-09 13:02 | ココロの不調 | Comments(0)
「一方的なルール・約束」教育の功罪
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親というものは、自分の遺伝子ばかりでなくその信念や
価値観までも、意識/無意識的に我が子どもの内側に再生産
しようとするものだといえます。

子どもの側が自身にその是否を問い合意するまでの成長を
待つことなく
(もしくはその能力を押さえつけたまま)
その価値観からの一方的なルールや約束を設定し押しつけ
賞罰によって従うことを訓練づけます。

かなり前に日本の意味のない校則について、その存在理由を
たずねた時「規則に意味がなくてもいい、それに従わせる
ことに意味がある
」との返答を聞きガクゼンとしました。

決められたことを忠実に守り従わせる教育

社会の安全秩序や正義を守らせることを目的とするにおいて
正当化されがちですが、いつのまにか上位者の権限として保障
され
、個人や内輪集団における価値観の他者への強制という
支配やコントロールの手段にすり替わっていないでしょうか?
(感情爆発の理不尽な所作さえ、躾として正当化

そこに、自らの選択や合意、納得した上でそうあるという
積極性や自発性が存在しない限り

そのルールや約束の効力は脆弱なものであるといえますし
アメやムチで強化をすることが良しとされるならば、当然
上位者の独善的な支配やコントロールの手段に転用される
という危険性をしっかり認識しておかなければなりません。

表面的にはいい子や素晴らしい人、成功者でありながら
内在化した親や世間に精神を縛られた奴隷であることに
苦しみ、生きづらさを抱える人が多いのです。
まして表面の成果にも行き詰まってしまった場合には…

ルールや約束を理解できない幼い子には、脅しや罰で
それを守らせるのではなく、その個性の成長に合わせて
手や目、そして心を離さずに、その心身こそを守りたい
ものですね。

これに関連した記事をどうぞ→自己疎外の恐ろしさ

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# by dryangle | 2016-02-25 12:16 | 親子の関係 | Comments(0)
親なるものへの依存症状
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時に私達を悩ませ、苦しめる
罪悪感、劣等感、被害/敗者/損の意識、恥、自己嫌悪などの
自己処罰の感情

親の延長線上となる、世間や社会の慣習、ルール、権威、宗教
はては境遇や運命に依存(執着)させられ、それらに従わないと

自分の存在(価値)が脅かされる刷り込まれた反応です。
それはそのまま、不安や恐れ、怒り、焦りなどの不快感情。

それに従うことで、利益や許可、承認といった愛に代わるもの
得られるとも信じ込まされています。

誰かの価値観に添い遂げることへの強迫的な欲求

無条件の肯定や愛を与えず※そういった条件づけを行なうことで
従順かつ支配やコントロールを受けやすい人となりかねません。

社会正義のために是とされることが多いですが、複雑に発達した
構造にがんじがらめになり、欺瞞や無気力の人を生むのです。

さらには屈辱や暴力、ネグレクトなどによって卑屈にされた場合
自分や他者を責め苛む気持ちや発作的な感情爆発の根になります。
これらが自他の心身への傷害や不幸な犯罪の背景にあるかといえます。

親、家族、友人、先輩、先生、上役、成果、世間、社会
運命、人生の意味…

漠然と肥大した上位他者からの承認への
渇望とそれを得られないがための存在不安

なにかへの強迫的な欲求の罠にはまり、それが高じるが故の
物質依存に行動依存、関係(共)依存。
本質の苦しみから逃れようとするためにすり替えられる対象。

すべてが親なるものへの依存症の様相に思え、切なくてなりません。

アタッチメントやセーフティベースといった親密他者への信頼感の構築を
イメージしています。


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# by dryangle | 2016-02-18 14:46 | ココロのカラクリ | Comments(0)
ぶりかえす感情の発作
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虐待や犯罪、事故などの当事者が事後によく言うのが

カッとなって、憑りつかれたように、我を忘れて、腹が立って思わず
これだけは許せず、たまらずについ…

怒りばかりでなく、過剰な恐怖。思考やイメージまでもが誘発する
不安や憤り、焦り、心配。

一時(いっとき)自分が乗っ取られてしまったかのような
感覚を経験されたことのある方も多いのではないでしょうか?

些細な出来事どころか、なにげなく頭の中に浮かんだことすらが
トリガー(発端)となってわき起こる感情、それにエネルギーを
供給するかのような思考やイメージ、そして体調。
負のパターンの繰り返し。ニワトリが先か、卵が先か。

これまでこのブログでは、それによって起こりさらに次の根となる
トラブルや心の不調を防ぐために、そのカラクリに気づこう
その真実に少しでも近づこうとヒントを探してきました。

認知心理学ではスキーマと呼ばれる、自身の経験から構築された
自分オリジナルの生きるためのルールに、なにかが障って起こる
いわば警鐘といえる反応です。
弱い自己像、自分の弱さを守るための。

これまで一番厳しかった、嫌だった、苦しかった
相手や状況を、
今この現実に目の前の相手や状況に
重ねてしまう
心の働き。

だからこそ個々の温度差は大きく、他人から見ると「なぜそこまで?」
というほど、なにかに憤り、怒り、怯え、固執し、苦しみます。

深層心理のトラウマやインナーペアレンツ&チャイルドといった概念
脳機能、またホリスティックの生理的な習性

負のカラクリの材料となるような心理的な経験を考えてまいりましたが
最近はそれ以前に共通する土壌があるように思えてなりません。

以前どこかで「被虐待者の話し方には、相手の主観を無視するという
特徴がある」という話題を目にしたのですが、私も幼い時に親に対して
漠然と似たような思いを抱いていました。

この人は自分の気持ちにしか関心がない。
他人にも気持ちがあるとわからないんだろうな。


その土壌とは、誰かと安心して気持ちを交わしたこと、共有したことがない。
ひらたく言えば、人と心が通うという経験がないということです。

心を開くと痛い目に遭う、そんな洗脳体験ともいえる中で得た習性が
心を閉じることである(体裁を作り守る)人。
それによってなんとかうまく自分を保っている人もいます。
私もそうでした。

閉めっぱなしにすることによって澱んで充満したガスは行き場を失い
噴き出す。
まだ噴き出していません?^^; …病んでいませんか?

内容が繰り返しばかりで恐縮ですが、そのカラクリを強化しないために

その想いへの執着・カラクリを理解すること
(具体的には、負の感情の記憶の洗い出しや内観など)。
それが自分の感情の発作なのだと知り、その気配に気づくこと。

個人的には、中和剤というか普段小さなものから自分ルールを破ってみたり
こまめに自分なりの幸福感をイメージする(ドラマや音楽も使えます^^)、
具体的には「イケナイ、こうすべき、申し訳ない、心配で」と、普段自分に強制したり
逆に遠慮してしまうことを敢えて許してみる。さらには自分の「弱さ、ダサさ、性悪さ」を
思いきってさらけ出してみる。イイコ、イイヒトにならない方を選ぶ。


最も勇気のいることですが、互いに本音(自分の弱さ)を見せることのできる
相手を探し得ることが、心地よい風を運び入れてくれるのだと思います。

防御壁のない軽やかな自分を生きているうちに味わいたい。

多様な視点ともに、そして時には固着した視点からのシフトチェンジを
これからも試みていきたいと思います。


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# by dryangle | 2016-01-19 12:50 | ココロの不調 | Comments(0)
自分へのウソを見抜く
こちらでは、特定の療法や理論,思想にこだわらず、心理学・精神医学・カウンセリングなど
多分野から
心の癒しとメンテナンスに役立ちそうな話題を集めています。
悩みや苦しみの対象を操作しようとするのではなく、自分の感じ方・考え方・反応の仕方を見つめ
問題(とすること)から解放されることで、心の安定を得ること
が基本のスタンスです。
初めていらした方へ…dryangleとブログ金魚迷惑について
●過去記事のタイトル別一覧●


日本の有名なカウンセラーさんのブログにあった
・大人になりたくてなれてしまった人
・大人になりたくてなれなかった人

という話題を興味深く読ませていただきました。
前者・後者の性質やそれが故の苦しみ、解決法など。
(リンクを貼ってもいいのかな?^^;検索で探せます)

勝手ながら、前者・後者の「もどき」と「本物」の違いを
イメージするには
・子どもでいたくていられなかった人
・子どもでいたくていられてしまった人

をつけ加えて考えると、わかりやすいように思います。

つまり、「本物」は
・大人になりたくてなることができた人
・子どもでいたくていることができた人

といえるかと思います。

それは個性であり、自分自身も周囲にも受け容れられる
ありのままの自分という理想(目標?)ともいえます。

もどき」には、「なりたくて・いたくて」の部分に
自分の本意ではなかったというウソがありそうです。
・(本当は)子どもでいたいのに
大人になってしまった/子どもでいられなかった
・(本当は)大人になりたいのに
子どもでいてしまった/大人になれなかった


誰か(おもに親)からの強制であるにしろ、周囲のプレッシャーや
期待によって自らが選び取っているにしろ
本意のままにいる私、(私にとっての)本意のままにいる他人
不本意に従わない私、(私にとっての)不本意に従わない他人

が許せません。ムカつきます。苦しめられます。

つまり、このウソがもどきの苦しみや悩みを生んでいる
といえそうです(また強制されたウソほど認めるには抵抗が強い)

だからネガティヴな気持ちは、自分のウソが暴かれるチャンス
自分の本意を見つけるキッカケになり得るのです。

本物のなりたい・いたい」は、自分を尊重するという気持ちですから
ないものねだりや自他への許せなさを生むはずがないのですね。
それらは強迫的な「頑張り」プログラム発動の動かぬ証拠。

もちろん!?私も大ウソつきで自己去勢していました!

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# by dryangle | 2016-01-13 15:21 | ココロのカラクリ | Comments(0)
自己犠牲的もしくは強迫的頑張りの「どうして?」
こちらでは、特定の療法や理論,思想にこだわらず、心理学・精神医学・カウンセリングなど
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悩みや苦しみの対象を操作しようとするのではなく、自分の感じ方・考え方・反応の仕方を見つめ
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あけましておめでとうございます!
スローペースですが、今年もいろいろ綴っていきたいと思います。
ご感想などいただければ嬉しい限りです。


…それでは、早速前回からの続きです。

~アメ的操作(支配)法の毒。アメは自分をムチ打つ道具に代わる~

以前「褒めて育てる」という言葉がお題目のように流行りましたよね。

それまでの「叱って育てる」ムチ教育による弊害への反動なの
でしょうが、対になる極端にはやはり注意が必要だと感じます。

ムチが子どもを強迫的に従わせるしつけの手段だとしたら
アメは子どもを依存的に従わせるしつけの手段になりかねません。
(報酬性の刺激は腹側被蓋野を経由して側坐核という場所に伝わります。
ここはアルコールや麻薬なども働く場所なのです。)


いい子のパターンにありがちですが、高評価などのアメをもらい続ける
ことに加えて、それ「だけ」しか喜ばれないという条件づけが加わると
それ「だけ」しか、自分の存在価値がない(認められない)と思い込む
ようになります。

すると評価を得られない自分を自分が許せなくなるのです。

この場合、自らが強迫的に、世のため、人のため、親や家族のため
役に立つように、喜ばせるように…をアピールした行動をとることが
一義となります(がゆえに評価の権限のない他者には無関心)

結局は自分で自分をムチ打つという苦しみに帰結するのです。

お気づきでしょうか?ムチもアメも主導権を持つ者(の価値観)中心の
それに従わせるための操作法に他なりません。
つまり同じコイン(従順をしつける目的)の表と裏なのです。

自分の存在価値への無条件の信頼、根拠のない安心感があれば

それが手段としてではなく心からの感謝や喜び、祝福を受けた
それを意欲をもって行うという自発的な動機となりえます。

それが手段としてではなく心からの痛みや悲しみ、苦しみを知る
それを避けるため、助けるために動くという自発的な動機となりえます。

そのためには、無条件に大切にされるという大前提が必要。

教育が、個々人にとって「その主体性を獲得するための援助」となる
ものであって欲しいとそれこそ心から思うのです。

純粋に自発的な意欲や行動、ありのままの自分でいられることの
自由。そこに人の最善や幸福があるのではないでしょうか?

習慣性を持たせその断ち切りを阻害する機能を持つ。
これを含むドーパミン神経系は意欲を司る一方で不安を司る神経系でもある。

このブログで使う「主体」や「主体性」という言葉は、あくまで個人の尊重であり
集団カテゴリや全体主義にすり替えた思想とは明確に区別したいと思います。

癒しのツールになりますように^^批判の根拠にしないでくださいね。
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# by dryangle | 2016-01-05 17:00 | ココロのカラクリ | Comments(0)

Illustration by ふわふわ。り